株式会社Gene Therapy

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網膜変性疾患の遺伝子治療用製品の開発・製造に関して株式会社シンプロジェンと協業を開始

株式会社VC Gene Therapy(本社:神戸市中央区、代表取締役社長:髙橋 政代、以下「VCGT」)は、神戸大学発バイオベンチャーである株式会社シンプロジェン(本社:神戸市灘区、代表取締役社長 兼CEO:山本 一彦、以下「シンプロジェン」)と、網膜変性疾患の遺伝子治療用製品の開発および製造に関して協業することを確認しました。これにより遺伝子治療研究におけるプロセス開発及び品質試験法開発をシンプロジェンとともに構築し、遺伝子治療用製品の早期実用化を目指します。

VCGTは株式会社ビジョンケアの100%子会社として2020年に設立。網膜変性疾患の遺伝子診断に基づいた遺伝子治療用製品の開発を進めています。遺伝子治療は、機能不全の細胞に対して正常な遺伝子を補充したり、変異遺伝子に修復を施して正常な機能を持つ状態に戻す治療法であり、疾患の原因となる遺伝子変異が明らかである場合に有効な治療選択肢として期待されています。

シンプロジェンは、独自の超長鎖DNA合成技術を活用し、高品質かつ低コストな遺伝子治療用ウイルスベクターの設計・開発・分析サービス(遺伝子治療バイオファウンドリTM・サービス)を提供。神戸R&Dセンターにおいて、DNA合成、プラスミドDNA大量調製、ウイルスベクター作製、プロセス開発、特性解析・品質試験からGMP準拠製造施設への技術移管まで、顧客のニーズに応じて幅広く対応しています。

また、両社はともに日本最大級のバイオメディカルクラスターである神戸医療産業都市内に研究拠点を構えており、地理的にも極めて緊密な連携が可能です。神戸市は1995年1月に発生した阪神大震災の震災復興事業として「神戸医療産業都市構想」を掲げ、理化学研究所や大学等の研究機関、神戸市立医療センター中央市民病院や神戸市立神戸アイセンター病院をはじめとする高度専門病院群、医療関連の企業や団体等を神戸のポートアイランドに集積させてきました。

神戸市が長年にわたり築き上げてきた産学官医連携の環境・サービスを最大限に有効活用しながら、当地において更なる医療イノベーションを起こすべく、VCGTはシンプロジェンからの継続的な技術支援を受け、革新的な遺伝子治療用製品の早期実用化に一層邁進してまいります。